第一印象と名刺交換のインパクトはセンス良く
新しい名刺をつくることにしました
社会の一員なので、新しく人と知り合う時や、ご紹介をいただいた時に名刺は必要です
実店舗をクローズしたので、住所やメールアドレス、電話番号が変わったし、名刺を渡す機会が増えてまいりましたので、名刺をつくりかえる必要に迫られていました
実店舗ではヴィンテージショップの店主なので、お越しくださった方と名刺交換をさせていただくことはありましたが、ウェブショップでは目的以外の飛び込みセールスに会うことはなくなり安心です
実店舗では素晴らしいご縁をいただくことがたくさんありました
今の時代、SNSやメールからもご縁はありますので、自分から呼び込んでいくようにしたいと思っています
ウェブショップのメリットデメリットを考える
経営者の立場としてのウェブショップのメリットはお店というファシリティーに縛られることがないので、時間を有効的に使えます
お店を営業するときは開店前にお掃除や商品のディスプレイ、商品のお手入れなど準備があります
営業時間中は、接客の合間に、通販の発送をしてアクセサリーを制作して、商品のメンテナンスやお問い合わせにお答えしたり、ウェブショップに商品を更新して、SNS投稿したりなど、一人店舗の経営者は細やかにタスクが多いので、好きでないとできない仕事だと思います
デメリットは、お店ならではの、カスタマーエクスペリエンスをご提供できないことでしょうか?
お店へ行ってみたいというワクワクが提供できないので、ただ商品の掲載だけのECサイトだと、興味をもっていただけない
SNSの発信や、SEO対策などITを駆使していないと結果を出すことができないなど、実店舗の運営とはまた違う課題があります
あと、店主としてお店があるのとないのでは受け取る人の印象が違うということもあります
ECサイトは昨年のコロナから急速に浸透していますが、得体の知れないものと思っている方がまだまだ多いので、その分信頼度が左右されるのだと思います
実店舗がないことで見えてきたこと
お店がウェブショップだけになったことで、自分が何者なのかを説明したり、売り込むことが多くなってきました
幸にして、福岡市の繁華街である天神にお店があったことは好印象、ウェブサイトも見ていただくと関心を持っていただけたり、SNSを長くやっていることも信頼が高いことがわかってきました
4年前だと考えられない
その当時はSNSが娯楽要素が高かったのがこの数年で企業媒体へ成長しているのでSNSの価値が上がっていることを感じました
フリーランスのワタシを意識してみる
ワタシについてはフォートフォリオやプロフィールをご覧いただきたいと思います
簡単に説明すると
特殊な職業である航空会社や外資系ラグジュアリーブランド、店舗経営、フリーランスなど、お客様に接するお仕事を軸にキャリアを歩んできました
これまでの経緯から「これからの私の名刺」は、フリーランス要素を強くして、フレキシブルに活動できる名刺がいいと思いました
どんな名刺のデザインがいいかな、いろいろと考えてまとまったのが、
シンプルな名刺
しかも、情報量がたくさんのせることが可能な名刺
そんなのあるのか…
肩書きまみれの名刺交換で感じたこと
「これからのわたしの名刺」をつくるにあたり、過去に名刺交換でいただいた名刺を思い返してみました
今までお会いしたフリーランスの方は、実はいろいろな経歴や肩書を持っている方が多かったことを思い出しました
当然のことながら、フリーランスの方は、軸となる仕事とサイドビジネス、個人事業主として、ひとりで何でもやるので、できることが色々あると思いますし増えてきますので、糧になるものが多くなります
ひとつでも多くの肩書きを名刺に書いておけば何かにつながるかもしれない
そんな思いがあると思います
私もヴィンテージショップの店主、ハンドメイドアクセサリーの作家、オリジナルウエアの企画、コンサルティングなどもやっていますので、これらをわかりやすくお伝えできる名刺と言えば、名刺に全ての肩書を記載するスタイルになってしまうと思いました
しかしながら、たくさん肩書が書かれている名刺は行数が多くて見にくいんですよね
そして、今までいただいた方には申し訳ないのですが、肩書きが多すぎて信頼性が埋もれてしまうと思いました
私もTea with Dressの店主の名刺をつくったとき、フリーランスの名刺を参考にして、多少お店のプロフィールや肩書きを盛り込んだ名刺をつくりました
ワタシのトレードマークのチェックのスカートとティータイムのデザインは友人にお願いしました
情報量が多めなので、明朝体だとカクカクして威圧感があると思い、和らげるために手書きのフォントにしてもらいました
イラストがわかりやすくて可愛いので、お渡しした時は男性からも女性からも歓声が湧きましたが、名刺交換の時に裏をみる方はなかなかいらっしゃらないものですね
家やオフィスに帰ってからじっくりみるとは思いますが、つくってみてわかることってたくさんあります
スマートな名刺を実現するには
そこで、名刺をデザインしてもらうグラフィックデザイナーのみほさんに、今までの名刺制作のご経験などを伺った上で、スマートな名刺を作成することにしました
みほさんについては別の機会でご紹介したいと思いますが、とても優秀なグラフィックデザイナーです
私はサーバーを持っているので、ウェブページに私のプロフィールを作成、ウェブページから私の過去の経歴を見ていただくスタイルが良いと思いました
私のプロフィールはQRコードからウェブページへアクセス
私は苦手だったECサイトを構築するために、ウェブデザインやワードプレスを勉強したので、自分でウェブページを作成する事に慣れてきました
復習を兼ねての名刺のウェブページの制作は、とてもリラックスして制作できました
ウェブページはちょこちょことつくって行ったので、制作期間は多分3日くらいでしょうかね…
簡単なプロフィール、ポートフォリオ、ヴィンテージショップ、ハンドメイドアクセサリーと私のワークを組みたててみた結果、割とよくできました
名刺だけのサイトではなくて、ビジネスサイトにしようかなぁと思いブログコーナーも設置
これによって、私はビジネスに関する役に立ちそうなブログをコンスタンスに綴ってみようと思います
私の名刺入れはおめでたいデザインです
実店舗をクローズした日が今年最大の開運日だったので、門出を祝う気持ちで名刺入れを購入しました
名刺入れは私の大好きな文庫革の大関さんのデザインです
最近の私の革小物は、文庫革大関さんで揃えています
エンボス状のモチーフに、漆で色をつけているこのスタイルが大好きです
それ以前は前社の革小物を使っていましたが、Tea with Dressをオープンしてからは、経費用のお財布も大関のお財布にしました
札入れは飴のモチーフ、小銭入れはリボンのモチーフなど、ラブリーなモチーフにしています
この可愛らしさは会話に繋がるのでとても良かったと思います
文庫革大関の商品量が豊富なウェブページでは、最終的に決めるのがとても難しいくらいに、素敵なデザインの革小物がたくさんあります
この中から1つに絞ると言うのは至難の業なのですが、夢が膨らみます
買い物は買う前がいちばん楽しいのですが、その時間を楽しませてくれます
いろいろ見たのですが「これからのワタシの名刺入れ」はこのデザインにしました
「むかい鶴」
吉祥の意匠として日本の祝の席を彩ってきたそうです
見るからにめでたいでしょう!白の皮に細やかな細工がしてあり豪華絢爛です
内側は実用的なつくりで、ネイビーのカーフ(牛革)です
私は前社がイタリアの革小物を扱う会社だったので、その時の名残もあり、分厚い名刺入れを使いません
名刺を頂いたら名刺ボックスに保管するので名刺を入れっぱなしにしないですし、営業職ではないので、名刺を大量に配るお仕事ではありません
10枚くらい入ればいいのです
名刺デザインの参考にしたものは…
名刺のデザインは、名刺入れの内側のネイビーのカーフがヒントになり、昔買ったティファニーのレターセットを引っ張り出してきました
このティファニーのスカイブルーとミッドナイトブルーのトリミングの配色が上品でいいなと思いました
内側にはTのアルファベットが散りばめてあって遊び心を感じます
グラフィックデザイナーのミホさんに相談して、この配色で名刺を制作することにしました
思いがけず役に立った最近の学習
私は自分のITリテラシーを向上させるために、去年から今年にかけてウェブデザインを勉強しました
その時にフォトショップを勉強したので、フォントやウェブカラーの知識が役に立ち、理想の名刺を作るのに役に立ちました
実は、何でもつくってみたい私は名刺を自分でつくってみたいと思いました
そのためには時間もかかってしまうし、印刷の依頼など実務的なことがわからない、今は勉強する時間もないので、プロフェッショナルな方に依頼してみることにしました
みほさんのグラフィックデザイナーのご経験と知識からティファニー風の名刺が出来上がりました
このティファニーのレターセットカラーの名刺と、文庫革大関の名刺入れがコーディネートされて、私らしいデザインが仕上がりました
裏はQRコード
※この画像からもアクセスできます!RGコードって日本がつくったんですよね、優秀です!
素敵な配色、情報が記載されていないことで
この方何者なのか?
と素敵なインパクトを感じてもらえるような予感がします
生涯忘れられない名刺交換の思い出
20代の時、とある勉強会に参加しました
この勉強会には今をときめく日本の車両デザインに革命を起こしたあの方も来ていらっしゃいました
その時、某大手メーカーの車や自転車をデザインする大御所デザイナーの方と名刺交換をさせていただきました
初老の白髪まじりのアーティスト感が漂う上品な方で、お召し物もとても素敵な着こなしの方でした
その方と名刺交換をしたとき、私の人生の中でもっとも印象に残る名刺交換でした
その名刺入れは、古い映画に登場するようなシルバーのシガレットケースのようなデザイン
イギリスとかアメリカのアンティークのシルバーで、何かのモチーフの彫刻がしてありました
こんなに素敵な名刺入れを見たことがなかったので凄く驚いたのと、そのセンスの良さに尊敬も芽生えました
その方がおっしゃっていた言葉が忘れられません
「名刺入れはインパクトがあるものの方が印象に残ります」
「持ち物で自分をデザインするんですよ」
もう何十年も前のことなのに、あの名刺交換は忘れることはできない素敵な思い出です
私もこの名刺入れと名刺で、スマートに名刺交換で、良い仕事をしていきたいと思います
第一印象はとても大切なセレモニーです
ワタシは色々なお仕事をやってきましたが、第一印象とは自分を知ってもらう名刺のようなセレモニーです
着ているお洋服、姿勢、ヘアスタイル、メイク、持っているバッグ、靴、声、顔、雰囲気から人柄を感じ取れますが、こだわりの名刺をいただくと、更に素敵な印象を感じ取れることがあります
名刺の紙、色、サイズ、大きさなど、こだわりって伝わるものですよね
ビジネスでは自分がどんな人間なのか、どんな可能性があるのかを知ってもらうことが大切です
過去に数回ほど名刺はつくってきましたが、今回はグラフックデザイナーのみほさんにお力を借りて満足のいく名刺ができました
こだわりのエッセンスを加えることで扉が開くのなら、こだわった方がいいと思います
最後まで読んでいただきましてありがとうございました